パルパル Palpal 一般社団法人 東京中小企業家同友会 渋谷支部

一般社団法人 東京中小企業家同友会渋谷支部
月刊新聞 パルパル 2022年1月号

発   行    一般社団法人 東京中小企業家同友会  
渋谷支部   PAL2編集部

発行責任者    三木  秀治

http://www.shibuya-doyu.com/

新年のご挨拶

渋谷支部会員の皆さま、あけましておめでとうございます。
渋谷支部支部長の鈴木勝博です。
昨年は支部長4年目の年、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
本年も精一杯、会員の皆さまのご支援をさせていただきたいと思っております。
本年もご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。

さて、まさか昨年同様この話題から入らざるを得ないとは思いもよりませんでしたが、新型コロナはまだまだ健在です。
そして、その姿は、オミクロンと形を変えて、さらに猛威を振るおうとしています。 正直、ワクチンを2回接種したら、ほぼ終了が近づくかなと思っていましたが、まさか、今年も続くとは思いませんでした。 やはり、これから数年は「ウィズコロナ」「ニューノーマル」の時代なのだと思います。 そして、当然、われわれ中小企業経営者は、そのことを想定して事業を運営・展開していかなければ存続できないということです。

そこで、皆さん、この難事にあたって、どのように対処していかれますか? または、すでにどう対応されていらっしゃるでしょうか?
私は、次のように考えています。 「別に、こういった難事、いわゆるピンチというのは、今、始まったことじゃないでしょう。創業(25年前)以来、何度もあったじゃないですか。そしてその度に、何度もくぐりぬけてきたではないですか。また、同じことをやるしかないでしょう。」

さて、その同じこととは?
私の場合は、「大きく俯瞰して、起きていることをしっかりと客観的に見定めて、適切に対応していく」ということに尽きます。 弊社の場合、この25年間で、売上に占める主力商品が三回変わっています。 最初は、パソコンスクールから始まり、最盛期は、会員数1,700人、スクールの数は14校、社員数50名弱にまでなりました。 創業5年目位の時の事業計画では、静岡県で創業していましたから、県内30校にまで展開し、神奈川、愛知へ事業拡張していくような内容になっています。 ところが、思うようにいきません。どうも生徒数の伸びがとどまり、次第に閉校に追い込まれるスクールが増えてきました。 それで、その前から始めていたテストセンター事業、そして、発達障害の方を含む不登校生を対象とした高校、アビニオンスクールを開校しました。当時、静岡県内にそういった学校は1校もなかったころで、高校の先生方も発達障害への指導ができていなかった頃です。 別に何か売り上げが、それで改善できるだろうというしっかりした計算や見通しがあったわけではありません。 ただただ目の前に困っている生徒がいるのだから、その生徒を救っていかなければならない、といった思いのみです。

もちろん、新しくはじめたアビニオンスクールがすぐに軌道に乗ったわけではありません。ただ、売上減少をこのアビニオンスクールとテストセンターが補ってくれました。 そして、アビニオンスクールが、次第に実績を上げてきて(ただ、収益事業にはなかなかなり得ていませんでしたが)、静岡県教育委員会や、教育関係者、周りの事業者の方々からの信頼を勝ち得ていく、その過程で、厚生労働省さんから、お声がけをいただきます。15年前のことです。 それは、今、厚生労働省がとても力を入れている「ジョブカード事業」が始まる前の年でした。 「来年、ジョブカードというものができるが、誰も知らないので、それを地域に広めるための地域モデル事業に参画してほしい。全国で10か所選ぶので、静岡ではアイクリエイティブさんが担ってもらえませんか」ということでした。 もちろん、厚労省が一企業に依頼することは難しいので、私が所属していたITの組合が受ける形になっていました。が、組合の中でやれるのは弊社しかないので、事実上は弊社が請け負う形になりました。 正直、その時点では、何もよくわかりませんし、先の算段や見通しなど何もない状態でした。 ただ、このジョブカード事業というのは、国にとってとても重要な事業であり、企業や社会にとって、とても必要とされる事業ではないか、また弊社が受けることで静岡のためになるに違いない、とお話を聞いて思いましたのでお受けしました。 結果的に、この時、お受けしたジョブカード推進のための企業研修事業が、弊社の事業の中で、大きく育っていきました。今では、弊社の売り上げの7割を占めるまでになっています。

さて、ここまでつたない私の話をさせていただきましたが、なぜここまでお話したかと言いますと、まさにコロナ禍の時代になり、大きな事業変革・再構築が求められている中小企業経営者の方々に、少しでも参考になればと思いさせていただきました。

私は、これまでのこういった経験から、この変革期にあたっては、次のことが大事ではないかと思っています。

①時代や社会が求めているものは何か(自らの事業はそれに応えているだろうか)
②自分はだれのために、何のために、この事業をやっているのか
③自分は真剣にお客様の人生を考えているだろうか(社員はお客様に真剣に向き合っているだろうか)
④自らの商品・サービスそしてそれまでの提供方法にこだわりすぎて、本来の目的を見失っていないだろうか
⑤末永く事業を続けていくには、変わるべきタイミングで変わらなければならないのだが、そのタイミングを逸していないか

そして、もう一点、忘れていけないこと。
それは、

「いつも様々な方々と出会い、話し合うことで、新しい知見・ノウハウ・考え方等を得る努力をしているか」
ということです。

私が、大きな危機を幾度も乗り越えてこられたのは、間違いなく同友会や他の経営者団体に所属して、様々な経営者の方々と話し合いディスカッションしてきたからです。とりわけ、同友会の存在は大きく、私のこれまでの経営に大きな示唆を何度も与えてくれました。同友会には、とても感謝しています。

さて、ここまできて、まだ、本年のスローガン・テーマを述べていませんでした。いったい何がいいでしょうか?
実は、昨年のスローガンは、これでした。

「存亡をかけたこの闘いに、あなたはこの同友会の連帯をどのように活かし、打ち勝っていきますか?」

どうですか? このスローガン? 手前みそですが、昨年より今年の方が合っている気がしています。何にしようかと考えていたのですが、考えれば考えるほど、このスローガンがよく思えてくるのです。 今は、昨年以上に大変な経営環境になっています。まさに、われわれは「存亡をかけた闘い」になっています。 そして、その時代に生き抜いていく最適の環境をわれわれはすでに持っているのです。
この難事を乗り越えるには、「同友会の連帯」が最も大きな武器になります。
かの有名なシュンペーター先生は、「イノベーション(革新)は、新結合だ」と言っています。 同友会こそ、まさに「新結合の舞台」にふさわしいと思いませんか? ここから、われわれはこの難事に挑む知恵や勇気を得ることができるのです。 さあ皆さん、同友会を使い倒してください。 必ず、明日への光が皆さんに届くはずです。 そして、ともに、難局を乗り越えてまいりましょう。 今年もよろしくお願い申し上げます。

最後に、会員の皆様にお願いです。 支部活動には多くの会員の皆様のご支援ご協力が必要です。 今年もひきつづき、昨年同様ご支援ご協力よろしくお願い申し上げます。 そして、皆様の事業のますますのご発展をご祈念申し上げまして、支部長の年頭のご挨拶とさせていただきます。

どうもありがとうございました。 今年が皆様にとってよい年でありますように。

令和4年1月元旦
東京中小企業家同友会渋谷支部
支部長 鈴木勝博

ミッキーの川柳三昧

三木秀治

みなさま、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、オミクロン株が猛威をふるっています。
感染力が今まで以上に強いということですが、
重症にはなりにくいというニュースもあり、
正確な情報が待たれるところです。

二年ぶり 帰省できるか オミクロン

市中感染が広がっているので今年も無理そう。

第六波 アベノマスクで 食い止める

布マスクなので、効果は薄いですね。
年度内に廃棄するそうですが、
これほどひどい税金の無駄遣いは珍しい。

マスクがはずせなくなったご時世、マスクのことを
「顔パンツ」と呼ぶらしいです。

顔パンツ 無いと誰だか わからない

マスク顔でしか認識できなくなりました。

帰省や旅行も自粛ムードなので、今年も正ボッチ確定です。

お取り寄せ
 ウーバーイーツで 寝正月

ウーバーイーツは正月もやっているらしいです。

お雑煮も 命がけの 年となり

お餅は小さくして食べましょう。

今年は寅年。しかも五黄の寅。 この年に
生まれた人は最強の運勢の持ち主だとか。

新事業 虎穴に入って 出てこれず

無謀な事業は止めておきましょう。

10日は成人の日。いくつになっても精神年齢は大人になれません。

20年 迎えた社歴が 信頼へ

起業3年で30%が廃業します。
長い社歴はそれだけ顧客の信頼の 証ということですね。

Z世代 目指すはギグか ユーチューバー

インターネットネイティブの世代が作る世界はどうなっていくのやら。 Z世代:2000年前後に生まれた、25歳以下の若い世代。

初詣 大黒柱の カミサンに

妻をカミサンと呼ぶのは諸説あるそうですが、
やはり 山の神(女性)説を取りたいですね。
まずは、妻への感謝を忘れずに。

初詣 社運をかける 五円玉

★三木 秀治 川崎インターネット(株)


新会員紹介

このコーナーでは、
東京中小企業家同友会 渋谷支部に
ご加入頂きました会員様をご紹介いたします。

氏 名永野 裕子 様
企業名アスキスト・センタリング
役 職代表
業務内容営業のコーチ
氏 名守屋英利 様
企業名株式会社 シモダバイザシー
役 職代表取締役
業務内容リゾートホテル
氏 名中村 昌雄 様
企業名ジャパンセールスマネジメント
役 職代表
業務内容法人営業コンサルタント
氏 名黒羽 雄二 様
企業名有限会社 黒羽表具店
役 職代表取締役
業務内容セミナー講師の講師、人に伝わるセミナーをつくる指導をしています。
氏 名澤 繁実 様
企業名株式会社 澤繁実
役 職代表
業務内容映画プロデュース

イベント報告

渋谷支部「リアルで会いましょう」忘年会

日 時: 2021年12月9日(木)17:30~20:30
会 場: AGA(Aoyama G Avanty)
参加費: 支部会員・入会検討中 3,500円
渋谷支部所属(2021年1月以降入会)無料ご招待
他支部の方 5,500円
参加人数:31名

今年の渋谷支部忘年会は、久々の会場を設けての開催となりました。 オンラインも併設しハイブリッド型で行われた忘年会には、31名の会員が集いました。
2年ぶりの会とあって終始、超ハイテンションで盛り上がり、 参加者の「やっぱり人に会うのはいいな」のこころの声や「コロナがはやく収束するといいですね」など、美味しい料理を味わいながら懇談を楽しみました。

イベント報告

渋谷ビズネット 健康づくり研究会
体幹を鍛える呼吸法を学ぶ(太極拳)with mask

日 時: 2021年12月6日(月)18:00~20:00
会 場: 東京ウィメンズプラザ 視聴覚教室B
講 師: 横浜武術院 成澤正治先生
参加費: 1,000円(現地で徴収)
参加人数:8名
太極拳 長らく休止していた健康づくり研究会の太極拳が再開いたしました。
5分ほどの休憩をはさみながら2時間たっぷり 年末に向けての体力作りに励みました。

例会スケジュール

◆渋谷支部アクティブミーティング
☆日時: 2022年1月6日(木) 18:30~20:40
☆会場: オンライン  ☆参加費:無料

◆渋谷支部文化交流企画「2022年新春初詣ウォーキング」
☆日時: 2022年1月8日(土) 11:00~15:00
☆会場: 原宿駅表参道改札付近集合
☆会費:無料 交通費、飲食代各自負担
☆コース: 明治神宮/代々木八幡宮/乃木神社/神田明神/善國寺

健康づくり研究会  体幹を鍛える呼吸法を学ぶ(太極拳)
☆日時: 2022年1月24日(月)18:00~20:00
☆会場: 東京ウィメンズプラザ 視聴覚教室B
☆講師: 横浜武術院 成澤正治先生
☆参加費: 1,300円(現地で徴収)

◆渋谷支部「知財ビジネス研究会」例会
☆日時: 2022年1月25日(火)18:00~20:30
☆会場: 渋谷商工会館  ☆参加費:2000円
☆報告者:遠藤 和光 氏(弁理士)

◆「本格卓球クラブ」交流会
☆日時: 2022年1月28日(金)練習19:00~21:00
☆場所: 駒場体育館 目黒区駒場2-19-39 


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